行政書士の集客は「攻め」で決まる開業後にまず案件を”取る”方法

行政書士合格後の情報

結論から言うと

開業したての行政書士がまずやるべきは、SEOでも広告でもありません。①知り合いに「無料でもいいから」やらせてもらい実績をつくる → ②テレアポで直接取りにいく。この“攻め”の2手が、一番早く案件につながります。SEO・広告は、実績ができてからで十分です。

STEP 1 無料でも 実績をつくる STEP 2 テレアポで 取りにいく その後 SEO・広告 紹介 まず「攻め」 あとで「守り」
図1|新規行政書士の集客の優先順位。まず“攻め”で実績を、SEO・広告は後から効いてくる。

なぜ「集客」が最初の壁になるのか

行政書士の資格を取って開業しても、多くの人が最初につまずくのが集客です。これは気合いの問題ではなく、数字にはっきり表れている現実です。

開業した行政書士のうち、年収300万円以下がおよそ全体の3〜4割。その多くが「開業3年以内」に集中していて、新規の集客がうまくいかず、兼業や副業と組み合わせている——というのが実態です。逆に、年収700万円以上を安定して維持できているのは全体の2割ほど。つまり、最初の壁を越えられるかどうかで、その後が大きく変わるということです。

開業行政書士の年収分布(目安) 〜300万円 30〜40% 300〜700万円 30〜40% 700〜1500万円 15〜20% 1500万円〜 約10%
図2|開業3年以内は「300万円以下」に集中しやすい。まず案件を“取る”ことが最優先になる。

やりがちな失敗:いきなりSEO・広告に頼る

「集客といえばホームページ(SEO)や広告」と考えて、まずそこにお金と時間をかける人が多いです。でも、新規の事務所がいきなりこれで戦うのは、実はかなり厳しいです。

SEOは、記事を書いてGoogleに評価されて上位に届くまで、早くても半年〜1年かかります。しかも「建設業許可 ◯◯市」のような稼げるキーワードは、何年も前から専門でやっている事務所がすでに上位を占めています。広告は、お金を払えば明日から表示できますが、実績ゼロの事務所は、見つけてもらえても問い合わせで負けやすい。結局どちらも「届いた後」で勝てない、という壁にぶつかります。

【王道①】まず“無料でも”実績をつくる

では何から始めるか。答えは、知り合いの社長に「何かお手伝いできることはありませんか。無料でもいいのでやらせてください」と声をかけることです。

これは“タダ働き”ではありません。実績と技術を、お金を払ってでも欲しい段階で先に手に入れるという投資です。1〜2件でも「実際に作った・成果が出た」という事例ができれば、それがこの先すべての営業材料になります。ゼロを1にするのが、一番むずかしくて、一番価値があります。

【王道②】テレアポで直接、取りにいく

実績づくりと並行して効くのが、テレアポ(電話でのアポ取り)で直接取りにいく方法です。地味に見えますが、新規にとっては一番王道で、一番早い手段です。

SEOや広告が「相手が来てくれるのを待つ」集客なら、テレアポは「自分から会いにいく」集客。待っていても実績のない事務所は見つけてもらえないので、最初は攻めるしかない——ここが、開業初期の現実的な戦い方です。

実績ができてから、SEO・広告・紹介が効き始める

ここで大事なのは、SEOや広告を「やらない」わけではない、ということです。順番の問題です。攻めで実績と信頼をつくると、その実績が“核”になって、あらゆる集客チャネルが回り出します。

実績 信頼 紹介が増える SEOで上位に 広告が刺さる HPで信用UP
図3|「実績・信頼」が核になると、SEO・広告・紹介・ホームページが一気に効き始める。

まとめ

行政書士が最初にぶつかる壁は、集客と差別化です。そして開業初期は、待つのではなく攻める——①無料でも実績をつくり、②テレアポで直接取りにいく。この順番が、一番早く「案件を取る」につながります。

SEOも広告も、後から必ず効いてきます。まずは“攻め”で最初の実績をつくることに、集中してみてください。

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※ 本記事は開業初期の集客戦略に関する一般的な考え方をまとめたものです。数字は公開情報をもとにした目安であり、地域・分野により実態は異なります。